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2022年5月29日(日)

有機米作りに挑戦→学校給食に提供

地域循環で元気に 「これぞ地方創生」

千葉・いすみ市の取り組み 市長と、さいとう氏懇談

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(写真)太田市長(左端)らと懇談する、さいとう氏(右から2人目)ら=26日、千葉県いすみ市

 日本共産党の、さいとう和子参院千葉選挙区予定候補らは26日、いすみ市の有機米農業と学校給食へ取り入れた政策について太田洋市長、市農林課と懇談しました。小倉忠平党県委員長、川副邦明副委員長、井上ひろみ市議が参加しました。

 太田市長は生物多様性を確保できる環境保全型の農業で活性化をと、2013年に有機稲作の取り組みを決断。初年度は雑草害などで失敗しましたが、14年は民間の研究指導機関を招いて抑草技術などを学び収穫が増えました。協力農家からの学校給食への提供の発案で15年に1カ月間試験的に提供の後、生産価格の設定などの保障で、現在は年間有機米給食を実施し、販売にも回しています。

 太田市長らは「市民が『安全なコメを子どもたちに』と立ち上がってくれたことで無農薬農業に転換できた」と話しました。18年からは有機野菜栽培にも着手。太田氏は「増収の展望がみえつつあり農業が元気になってきている。これこそが地方創生だ」と強調。

 さいとう氏は「地元産農産物を地元で消費する、地域で循環しており画期的だ」と応じ、「学校給食を県産100%の食材で無料に。自校方式は災害時にも有効だ」「国の援助で実施されるように頑張る」と発言、市長らも共感しました。


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