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2022年5月29日(日)

地域の安全網担う損保代理店

保険会社と公正な関係を

大阪損保革新懇がシンポ

写真

(写真)損保代理店シンポジウムでスピーチする大門みきし参院議員=27日、大阪市内

 損害保険代理店の苦難軽減に取り組む大阪損保革新懇・代理店プロジェクトは27日、大阪市内で「損保代理店シンポジウム」を開きました。全国から損保代理店の経営者ら115人が参加し、日本共産党の大門みきし参院議員が国会報告しました。

大門議員が国会報告

 松浦章大阪損保革新懇世話人は、災害時における代理店の迅速な安否確認や保険金支払いが、地域のセーフティーネット(安全網)としての重要な役割を果たしていると強調。一方的な手数料減額を可能にする「手数料ポイント制度」の問題点にふれ、「代理店と保険会社の公正な関係を求め、広く社会に発信していこう」と呼びかけました。

 大門氏は、国会質疑を突破口に恣意(しい)的な契約解除ができる委託契約書の文言削除、手数料ポイント決定が「規模と増収」に依拠していると金融庁から損保各社に指摘させるなど取り組みの前進を報告。今後は訴訟などの個々のたたかいと、党派をこえた政治的なアプローチが必要と指摘し、「大手損保と代理店の間で優越的地位の濫用を起こさないためのガイドラインを出すよう金融庁に働きかけたい」と語りました。

 パネリストとして沖田徳明さん、樋本有伸さん、安井義幸さんら損保代理店代表取締役3氏が発言。会場から「大門議員がいないと路頭に迷いまっせ。参院選では勝利してもらわないと」と声があがると、会場はひと際大きな拍手に包まれました。


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