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2022年5月27日(金)

JR東に痴漢根絶要請

山添・吉良氏ら「被害者救済を」

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(写真)JR東日本の担当者に要請書を手渡す(左2人目から)吉良、山添両氏ら=26日、東京都渋谷区

 日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員、党東京都議団、党都ジェンダー平等委員会は26日、JR東日本に対し、痴漢加害防止と被害者の救済を要望し、懇談しました。

 要請では、▽痴漢被害状況の調査▽JRが開発してきたスマートフォン用の痴漢防止アプリの導入▽痴漢加害防止の車内アナウンス放送や動画、電光掲示板での呼びかけ強化▽女性駅係員の増員、巡回警備強化▽女性専用車両の導入拡大や周知―などを提案。米倉春奈都議は、党都議団と都ジェンダー平等委員会の調査で寄せられた痴漢被害の実態に基づき、国会・都議会で政治の問題として対策を求めてきたと紹介。「JR東日本とも連携し、痴漢ゼロの機運を醸成していきたい」と述べました。

 JR東日本の痴漢対策担当者らは、▽アプリは実証実験を行い、次段階の実施を検討している▽6月1日から痴漢撲滅キャンペーンを始め、ポスターで「加害を見かけたら周囲が支援を」と呼びかける▽SNSでも情報を発信していく―と明らかにしました。

 参加者は「女性専用車両導入を求める声が強い」「2次被害は深刻。声を上げたくても上げられない」と訴え。吉良氏は「犯罪である痴漢加害を許さない立場で発信してほしい」、山添氏は「国も実態調査を始める。政治の課題として取り組みたい」と述べました。


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