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2022年5月27日(金)

北陸新幹線延伸

アセス未完 着工不可

倉林・たけやま氏に国交省

 京都府内を縦断する北陸新幹線の延伸問題で、日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員と、たけやまさいこ参院京都選挙区予定候補は26日、国土交通省にオンラインで聞き取りを行いました。

 倉林氏は、延伸ルートの想定地域で、環境アセスメントを拒否している地区があることを指摘。その上で、与党・整備新幹線建設推進プロジェクトチームの20日の会合後の取材で、高木毅委員長が可能な工区から工事を進めるべきだとの考えを示したと報道されていることを指摘し、「アセスが終わらずに着工することは法的に可能なのか」と質問。

 国交省の担当者は、「環境影響評価(アセス)が完了しないと工事に着手することはできない。法的には難しい」と述べました。

 たけやま氏は、並行在来線の経営への影響について質問。すでにJR西日本の山陰線で減便され「南丹市の住民などから通院や通学が不便になり、生活が成り立たなくなるとの声が出ている。交通権を守るのが行政の仕事だ」と述べました。

 国交省の担当者は、「整備新幹線の着工5条件では、JRが並行在来線を経営分離する場合には、市町村を含む沿線自治体の同意がなければならないとされている。ただ現時点でどこが並行在来線か決まっているものはない」と回答しました。


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