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2022年5月26日(木)

メガソーラー建設は危険

京都・市民ら視察 たけやま予定候補が参加

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(写真)造成の進む建設予定地で、橋本氏(前列中央)の説明を聞く、たけやま氏(右前)=24日、京都府南山城村

 京都府内で、地産地消の再生可能エネルギーなどを考える市民らが24日、京都府南山城村のメガソーラー建設予定地の視察を行い、府外からも含め43人の市民が参加しました。日本共産党の、たけやまさいこ参院京都選挙区予定候補が参加しました。

 同メガソーラー建設計画は米外資系企業「ファーストソーラー・ジャパン・プロジェクト・シックス」が進めるもので、開発面積は約80ヘクタール。山林や谷を大規模に造成することから、災害の危険性や環境破壊を懸念した住民らが反対運動を粘り強く続けていますが、2019年に府が開発を許可し、現在工事が進んでいます。

 現地は、府の登録天然記念物ハッチョウトンボが生息するなど自然豊かな地域でしたが、3年間の工事で景観が一変。造成を終えた部分にはソーラーパネルの設置が進んでいます。

 「南山城村の自然を守る会」の橋本洋一代表(79)が、▽川の付け替え、谷への盛り土など災害の危険性▽貴重な生態系を含む自然破壊▽カドミウム化合物を含むパネルの使用▽20年の稼働期間後の処理方針が未定―などの同計画の問題点を説明し、「現状では、事業者が申請すれば計画はほぼ許可される仕組みになっている。政治の力で法律を改正させる必要がある」と指摘しました。


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