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2022年5月25日(水)

農家に特別の手だてを

愛知大規模漏水 武田氏求める

参院国交委

写真

(写真)質問する武田良介議員=24日、参院国交委

 日本共産党の武田良介議員は24日の参院国土交通委員会で、愛知県豊田市の矢作川から農業用水や工業用水などを取水する施設(明治用水頭首工)で大規模漏水が発生し、農業被害が心配されている問題をとりあげ、臨時・特別の手だてをとって農家に寄り添うべきだと強調しました。

 武田氏は、矢作川ではすでに、昨年末から年始にかけて、漏水が確認されていたと指摘。「今回発生した漏水は、今年1月に発生した漏水とほとんど同じ場所で起きている。対策工事で水の流れを止めることができず、今回の漏水につながったのではないか」とただしました。国交省の井上智夫水管理・国土保全局長は「国交省として、復旧に関する具体的な工法への技術的な助言などの支援をしている」とだけ答えました。

 また武田氏は、地元では農業への影響を懸念する声が上がっていると指摘。農家の被害へは、政府・農水省が「特別の手だて」を行う必要があり、規模の大小、被害額にかかわらず、すべてを補償する姿勢を示すべきだと迫りました。中村裕之農水副大臣は「農業共済は、水不足による干害も補償の対象としている。(特別の手だては)今後の推移をみて判断する」と述べました。武田氏は、今回の漏水で離農者を出してはならないと強調しました。


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