しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年5月24日(火)

成績要件見直し迫る

吉良氏 修学支援打ち切るな

写真

(写真)質問する吉良よし子議員=12日、参院文科委

 日本共産党の吉良よし子議員は12日の参院文教科学委員会で、制度開始後3年目となる高等教育の修学支援新制度が学生個人に厳しい成績要件を課し、成績を理由に支援が打ち切られている問題についてただしました。

 吉良氏は、自身が相談を受けたある女子学生は、親や兄弟が病気を抱え生活保護を受けており、家族を支えながら懸命に大学に通い続けたものの、2年連続で成績不良とされ支援が打ち切られたと指摘。文部科学省は成績だけでなく個別事情も斟酌(しんしゃく)すると説明しているものの、この女子学生への打ち切り判断は個別事情を斟酌したものとは思えないと批判し、成績要件の見直しを求めました。

 末松信介文科相は「学生の社会での自立、活躍を図るという制度の目的で支援が公費で賄われている」として、ただちに見直す考えはないとの姿勢を示しました。

 吉良氏は、この女子学生は支援打ち切りで生活も困難になったとして、成績要件の見直しを重ねて求めました。


pageup