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2022年5月24日(火)

ひび発生の淀川左岸線

宮本岳志氏が工事現場を視察

大阪

写真

(写真)聞き取りする(右から)宮本、清水の各氏ら=23日、大阪市・淀川左岸線2期工事区間

 地盤改良のため1756億円も事業費が増大する見通しとなった、大阪市と阪神高速道路株式会社が施工を進める淀川左岸線2期工事。日本共産党の宮本岳志衆院議員、清水忠史前衆院議員らは23日、市の建設局員らとともに工事中の現地を視察しました。

 同道路は、カジノ施設や万博会場へのアクセス道路。砂くいを打つ工法で地盤改良の施工をしていたところ、ひび割れが発生。施工の中断による工期の遅れや周辺住民の住環境への影響が懸念されています。

 聞き取りの中で市は、事業費の増大について「工法の変更を検討している。別の工法では、砂くいを打つ方法に比べ倍以上かかる見込みです」と答えました。

 宮本氏が「くいを打ったことで亀裂が生じたのか。くいを打たない新たな工法で行われた場合、ひびが再び広がるなどの問題はないのか」と質問。市の建設局課長は「砂くいを打ったことで亀裂が生じたことは分かっています。新たな工法で問題が生じるかどうかというのは、検討しているところです」と答えました。

 清水氏は「堤防の強化などだけでなく、全体の工事の進捗(しんちょく)状況を含め、国交省として確認、点検していく必要があるのではないか」とただしました。近畿地方整備局の課長は「チェックはするが、(工事について)本来的に技術的な支援をする立場に無い」と回答しました。

 山中智子、長岡ゆりこ両大阪市議が同席しました。


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