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2022年5月23日(月)

改憲阻止を急速に

自由法曹団が5月集会

 自由法曹団の「5月研究討論集会」が22日、東京都千代田区で始まりました。2日間の日程です。1日目は弁護士と事務所員、司法修習生ら約300人が会場とオンラインで参加しました。

 開会あいさつで吉田健一団長は、岸田文雄政権が「ロシアのウクライナ侵略に乗じて敵基地攻撃能力の保有を国の基本政策に書き込もうとしている」と指摘。国会で憲法9条を変える動きが加速するもとで「戦争か平和かが問われている」と危機感を示し、参院選に向けて「改憲を阻止するたたかいを急速に広めよう」と呼びかけました。

 東京支部の田中隆団員は、自民党や日本維新の会などが改憲論議を進める衆院憲法審査会の情勢を報告。「草の根の運動を強め、参院選で改憲勢力の議席を3分の2以下に追い込もう」と力を込めました。

 慶応義塾大学の山本龍彦教授が「デジタル時代の憲法論」と題して記念講演を行いました。山本教授は、スマートフォンの普及などデジタル化が進む中での個人情報保護のあり方について「プライバシー権や情報自己決定権を憲法上の権利として確立するべきだ」と強調。憲法に基づく法制度の構築が求められていると述べました。

 分科会では「憲法と平和の課題」「労働問題」「貧困・社会保障問題」「差別問題」をテーマに、情勢を踏まえて団員の経験を交流しました。

 日本共産党の山添拓参院議員と仁比聡平前参院議員(ともに自由法曹団員)がメッセージを寄せ、平和と暮らしを守ることを訴えて参院選をたたかう決意を示しました。


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