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2022年5月21日(土)

横須賀空母 事実上2隻体制に

出港翌日、別の米空母が入港

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする原子力空母ロナルド・レーガンが20日、インド太平洋地域での作戦航海のため出港しました。また、横須賀市は同日、米西海岸サンディエゴを母港とする原子力空母エイブラハム・リンカーンが21日午前、横須賀に入港すると発表しました。

 横須賀を母港としない米原子力空母の入港は2年連続。レーガンはしばらく日本周辺にとどまるとみられ、事実上、空母2隻体制となります。バイデン米大統領の来日(22~24日)にあわせ、東シナ海で活動を強める中国に軍事力を誇示する狙いです。

 また、外務省からの市への連絡によれば、寄港期間中、乗組員4779人は基地外への外出が許可されています。

 「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」の呉東正彦共同代表らは20日、市に緊急要請書を提出し「将来の原子力空母2隻体制化や寄港の常態化につながりかねない」として、反対の意思を表明するよう要請。新型コロナウイルスの感染防止のため、基地外に出ないよう求めました。

 リンカーンは相次ぐ弾道ミサイル発射や核実験の動きを見せている北朝鮮をけん制するため、日本海に展開。4月には自衛隊と大規模な共同訓練を実施しました。最新鋭のF35Cステルス戦闘機を搭載しています。


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