2022年5月20日(金)
米軍機騒音2.5倍急増
岩国基地艦載機移駐後 広島県調べ
空母艦載機の移駐が2018年3月に完了した米軍岩国基地(山口県岩国市)の米軍機の飛行による騒音が、広島県内で急増していることが19日、広島県の調べで分かりました。県によると、70デシベル以上の航空機の騒音回数が、大竹市西栄や廿日市市宮島、江田島市沖美など県内6カ所にある国の騒音測定器で確認された合計で、移駐完了前の17年度3872回から21年度9664回へと約2・5倍に急増しています。
西栄では17年度106回、21年度929回へと8・8倍に増えています。
21年度の低空飛行訓練の目撃件数は、北広島町が最も多く1046件(187日)で、大竹市1022件(171日)、廿日市市387件(94日)と続き、時間帯別では午後7時から午前7時までの夜間・早朝において、延べ33件が報告されています。