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2022年5月11日(水)

全国都道府県委員長会議

志位委員長の閉会あいさつ

 9日の全国都道府県委員長会議で行われた、志位和夫委員長の閉会あいさつは次のとおりです。


写真

(写真)閉会あいさつする志位和夫委員長=9日、党本部

 みなさんお疲れさまでした。たいへん大事な会議になったと思います。会議のまとめは、小池書記局長がいま述べたとおりであります。閉会にあたって、若干のあいさつをいたします。

大逆流に正面から立ち向かい、党がたくましく鍛えられつつある

 全体の討論を聞いておりまして、まさに大逆流に正面から立ち向かって、日本共産党がたくましく鍛えられつつあるという姿が、今日の会議で明らかになったのではないかと思います。

 昨年の総選挙以来の日本共産党攻撃の逆流というのは本当に激しいものです。これは、もともとは「日本共産党も参加するような政権ができたら大変だ」という支配勢力の恐怖から始まって、何としてもその芽を摘んでしまおうという攻撃であるわけです。それにくわえて、ロシアによるウクライナ侵略が起こって、その危機に乗じた攻撃がくわわっている。まさに大逆流です。

 それに対して、わが党が、一歩も引かないで、真正面から立ち向かい、そして前途を切り開きつつあるということが今日の会議で明らかになったと思います。ここには日本共産党ならではの不屈性と先駆性が示されていると思います。

 ぜひここに自信をもって、あと2カ月あまりたたかいぬこうじゃないかということをまず訴えたいと思います。

参院選躍進へ――期日を決めた課題は、期日までに掛け値なしにやりぬく

 そのうえで、小池書記局長のまとめで最後に述べた部分について、私も強調しておきたいことがあります。それは、私たちが、どういう構えで残る2カ月あまりたたかうかということです。二つの構えが大事だということを訴えたい。

 第一は、参議院選挙に勝利・躍進するために必要なありとあらゆることをやりぬくということです。

 とりわけ選挙戦は期間が限られた政治闘争であり、期日を決めた課題については今度こそ期日までに掛け値なしにやりぬくことを、共通の決意にしたい。

 幹部会報告の徹底、大量宣伝、対話・支持拡大、党勢の拡大、期日を決めたものは掛け値なしに今度こそやりぬく。勝利に必要なことは本当にやりぬくという構えがまず一つ大事だと思います。

参院選を通じて、党が質的にも量的にも強くなったというたたかいを

 同時に、もう一つ、大事なことがあります。それは、参議院選挙のたたかいを通じて、日本共産党が、党として、質的にも量的にも強くなったというたたかいをやろうじゃないかということなんです。今日の討論では、そういう方向での努力が、いろいろな形で浮き彫りになったところが大事だと思って聞きました。

 質的にという点では、会議の半分を綱領学習をはじめとする学習にあてるという党機関活動の抜本的改革にとりくんでいるという発言もありましたが、これだけ綱領を学びながら選挙をたたかうというのは近年ないことだと思います。この流れをうんと大事にして発展させて、質的に強い党をつくっていきたい。

 同時に、党員拡大は遅れているんです。読者拡大をさらなる前進とともに、党員の現勢で、党員拡大を必ず5月、6月と前進させていかなくてはなりません。ここに挑戦するという意欲的発言があったことも大事だと思います。そしてそのなかで青年・学生のなかでの活動の強化、職場での活動の強化など、世代的継承の事業も絶対に握ってはなさない。ここも発言で多くの同志が強調したことでした。

そういう攻勢的なたたかいでこそ、選挙は勝てるし、党の未来は開ける

 つまり今度の参議院選挙を通じて、党が選挙が終わったら疲弊したとなるのではなくて、選挙を通じて、質的にも量的にも強くなるようなたたかいをやりたい。選挙を通じて鍛えられて、質的にも量的にも強くなる。そういうたたかいをやろうじゃないかということを訴えたいのです。

 私は、そういう攻勢的なたたかいをやってこそ、今度の選挙は勝てると思うんです。そして、もう一つ大事なのは、選挙で勝つだけじゃなくて、党の未来が開けると思うんです。

 そういう二つの構えを堅持してがんばりぬきたいということを訴えまして、閉会のあいさつといたします。がんばりましょう。


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