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2022年4月12日(火)

「ウクライナに平和を」

東京

写真

(写真)ウクライナへの支援募金を求めてアピールするデモ参加者=10日、東京都新宿区

 ロシアの侵略を受けるウクライナを支援するデモが10日、東京都の新宿駅南口であり、現地に医薬品などを送るため募金を集めました。強い日差しの中、青と黄色のウクライナ国旗やそれにちなんだ色のマスクなどを身に着けた数十人の参加者は「ウクライナに平和を」「ウクライナに自由を」などとアピールしました。主催は在日ウクライナ人を中心に支援活動をする「Stand with Ukraine Japan」。

 募金箱を持って参加したウクライナ南部ミコライフ出身の会社員イヴィイさん(25)は「両親は安全な国外に避難できたが、まだマリウポリに残る友人もいる」と心配そうに話しました。

 数日に一度連絡を取っている兄の住むアパートにミサイルが当たったと聞いて心配していたといいます。

 「兄は無事と分かった。だけどたくさんの子どもが殺されたり、妊婦のいる病院が攻撃されたり、レイプもあったと聞いている。まるでナチスのよう」と言葉を詰まらせます。

 「毎日こんなことが起こっている。とても怒っているし、悲しい」

 通行人が次々に募金に応じ、応援の言葉をかけていく人も見られました。

 ロシア人の姿もありました。参加したモスクワ出身で大学の研究職の男性(49)は「自分の国が隣の国を攻めていることに申し訳ない気持ち。何かできることをと考えて参加している」と話します。デモへの参加は3回目だといいます。

 「ウクライナにも友人がいるし、小学生の子どもの担任はキエフ在住。早く戦争が終わることを願うばかりです」


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