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2022年4月10日(日)

ウクライナ危機打開へ 宗派超え宗教者が集会

 世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会(理事長・植松誠日本聖公会主教)は9日、ウクライナ危機の打開に向けて宗派を超えた宗教者の行動と連帯を訴える集会をオンラインで開き、350人余が参加しました。

 開会あいさつでWCRP理事の黒住宗道黒住教教主は「ウクライナ戦火の収束を心から祈りながら、信仰を持つ私たち一人一人の行動を考えたい」と述べました。

 上智大学大学院教授の植木安弘さんが「ウクライナ危機への国際社会の対応と市民の役割」と題して講演。ロシアのウクライナ侵略は「戦後の国際秩序を根底から揺るがす国際法違反」としたうえ「深刻な人道危機のなかでそれを許さない声を市民が上げることが重要だ」と訴えました。

 日本山妙法寺僧侶の寺沢潤世さんがウクライナからの動画報告をしました。

 諸宗教のパネルディスカッションで、田中常隆WCRPジャパニーズトラスティーズ代表、杉野恭一前WCRP国際副事務総長、国際自由宗教連盟日本チャプターの杉山利予さんが、篠原祥哲WCRP日本委員会事務局長をコーディネーターに討論。

 「人道支援のための募金に大きな反響がある」(田中さん)、「世界の宗教界は緊急人道支援、戦争終結への働きかけ、恒久平和・和解に向けた役割を果たさなければならない」(杉野さん)、「ウクライナでの戦争が一日も早く終わるように世界が連帯していきたい」(杉山さん)と発言しました。


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