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2022年4月3日(日)

「国いいなり」から「命と環境を最優先」へ

「市民が主人公」の府政はじめよう

京都知事選 かじかわ氏必勝

小池書記局長が応援

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(写真)かじかわ憲知事候補(左)の勝利を訴える小池晃書記局長=2日、京都市下京区

 日本共産党の小池晃書記局長は2日、京都府知事選挙(10日投開票)で、現職との一騎打ちの「つなぐ京都2022」の、かじかわ憲候補(62)=無・新、日本共産党・緑の党府本部推薦、新社会党府本部支持=の必勝をめざす街頭演説会で、「国交省出身の現職は大型開発優先で、23カ所の保健所を8カ所に削減したことに、『メリットがあった』などと反省もしない。かじかわ憲さんの勝利で、国いいなりの府政から、いのち最優先に変えよう。『市民が主人公』の新しい政治を始めよう」と熱く訴えました。

 演説会では、「つなぐ京都2022」共同代表の佐々木真由美宇治市議(無所属)、新社会党の岡﨑宏美中央執行委員長も訴えました。

 京都市・四条烏丸では、宣伝開始前から有志が「京都独自に奨学金返済支援」「保育所増やしいのち守る」「原発止めてなくす」などのプラカードを掲げ、演説が始まるとビラを受け取る人や車の中から手を振る人など、みるみる人垣が広がり、大きな拍手と熱気に包まれました。

 小池氏は、現職知事は国と自民党いいなりに、京都の地下に巨大なトンネルを掘る北陸新幹線の延伸を推進する一方、福祉を冷たく切り捨ててきたと告発。「京都新聞」のアンケートで、かじかわ氏が「保健所」と「子育て支援予算」について「増やすべき」、日本最古の植物園をつぶす「北山エリア再開発」を進めて、「さらなるにぎわいが必要か」の問いに「全くそう思わない」と明確にした一方、現職は全て「どちらとも言えない」と争点隠しをしており無責任だと厳しく批判。「京都にないのはお金でなく、命と環境を守る知事だ。税金の使い方を正せば市民の願いはかなう」と訴えると、聴衆は大きな歓声と拍手で応えました。

 小池氏は、ロシアのウクライナ侵略に厳しく抗議した上で、「こういう時、知事の大事な仕事は『平和を守れ』と市民の先頭に立つことだ」と強調。「かじかわ憲さんの“憲”は憲法の“憲”だ。国際世論と連帯し、平和のために行動する知事を誕生させよう」と訴えました。

 かじかわ氏は、全員制の中学給食の無償化、ジェンダー平等、公契約条例や省エネで地域経済を循環させる政策を掲げ、「公共の力で命を守り、育む府政をつくらせてください」と熱く訴えました。

 街頭でシールアンケートに応えた女性は「多額の税金をつぎ込む北陸新幹線の延伸はやめてほしい。税金は福祉や教育に使ってほしい。かじかわさんに入れます」と述べました。


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