2022年4月1日(金)

平和をウクライナ・ロシアに

新潟大教職員ら有志３８０人声明

　新潟大学の教職員有志らは２９日、「ウクライナおよびロシアにおける平和を求める声明」を、現職教職員２４２人、学生や退職者など計３８０人の賛同者連名で発表しました。今後、翻訳した声明を在新潟ロシア総領事館ならびに在日ウクライナ大使館に提出する予定です。

　声明では、軍事目的の研究をおこなわないことを宣言した新潟大学科学者行動規範・行動指針の平和主義の精神にもとづき、ロシア軍によるウクライナ侵攻に強く抗議。「ウクライナおよびロシア両国の学生・教職員と家族、一般市民の生命と人権」を守るため一日も早い軍事行動の停止と平和の回復を求めています。

　共同代表の小西博巳理学部教授は「大学の平和主義を前面に据え平和を訴えたことで、接点のなかった多くの人たちから賛同が寄せられたのは、大変心強いです」と述べ、事務局の谷本盛光名誉教授は「この署名を立ち上げてくれ感謝すると言われました。大学人は、戦争やめよと声を上げています」と話しました。