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2022年3月20日(日)

きょうの潮流

 住宅や病院、学校、多くの人が避難している劇場まで爆撃するロシア軍。ウクライナでは連日、多くの子どもを含む民間人が犠牲になっています。そのニュースは日本の子どもたちも日々目にしています。悲惨な映像に泣きだす子もいるといいます▼罪のない人びとが犠牲になっていることに心を痛め、不安を感じている子どもたち。民主教育研究所の鈴木敏則事務局長は「いま子どもたちが傷ついている」と語ります。なぜ戦争が起こるのか、どうしたらやめさせられるのか。そんな思いを抱く子もいます▼侵略に抗議するスタンディングや宣伝行動に飛び入りで参加する中学生、高校生が各地で生まれています。愛知では中高生200人が雨の中をパレード。東京・広島・沖縄の高校生平和ゼミナールは「プーチン大統領、すぐに戦争をやめてください」との緊急署名にとりくんでいます▼何とかロシアによる侵略を止めたい。その願いはおとなも子どもも一緒。中高生の行動力には目を見張る思いです。おとなも一層頑張らねばと励まされます▼民主教育研究所は先日、侵略に反対する声明を発表。「人類が直面している解決困難な課題に、若者や子どもたちとともに向き合い、事実をもとに声をあげ、語り合い考え合う」ことの大切さを訴えました▼それは不安や疑問をいだき平和への道を探る子どもたちとともに、教育の場からも問題に立ち向かっていこうという決意表明です。互いに思いを出し合い、平和のために力を合わせるときです。


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