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2022年3月19日(土)

“店の窓枠外れ休業”

高橋議員らに被災者訴え

震度6弱の宮城県南部

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(写真)郷土資料館の倒れた塀を調べる(左から)高橋、ふなやま両氏=18日、宮城県角田市

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は18日、16日深夜に発生した福島県沖を震源とする地震で、震度6弱の揺れに襲われた宮城県県南の白石市と角田市の被災現場に駆けつけ、被害状況を調査しました。ふなやま由美党県副委員長と角田市の日下七郎、八島定雄両市議が同行しました。

 30年以上営業している白石市の飲食店店主(76)は、自宅兼店舗の壁のあちこちに亀裂が入り、窓ガラスが窓枠ごと外れて割れて、営業は休止。片づけも進まず、夜は店舗の座敷席に布団をしいて寝ています。「東日本大震災のときは一部損壊判定で自宅の分しか国の補助が出ず、店舗は自力再建でした。今回は一体どうなるのか」と言います。

 壊れた屋根に自分でブルーシートを張ったという同市内の男性は、「第一に身の危険を感じて、その次はとにかく原発がどうなったか心配で不安だった」と語りました。

 角田市では市役所で黒須貫市長らから、市内10カ所以上の断水や、停電にブロック塀の倒壊など市の被害状況を聞きました。

 牛澤順副市長の案内で、塀がすべて倒れた市の文化財である郷土資料館や、崩れて骨組みがむき出しになった橋脚、割れた道路などを現地調査しました。

 牛澤副市長は「激甚災害指定を受けられれば、それが一番助かります」と高橋議員に要望しました。


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