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2022年3月11日(金)

韓国5年ぶり政権交代

大統領選 保守の尹錫悦氏が当選

 【ソウル=栗原千鶴】9日に投票が行われた韓国大統領選挙で、最大野党で保守「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏(61)が当選しました。5年ぶりの政権交代となります。

 尹氏の得票率は48・56%(1639万4815票)で、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏(57)の47・83%(1614万7738票)をわずか0・73ポイント上回りました。1987年の民主化以降、最も僅差での勝利となりました。

 当選の報をうけ尹氏は「私たちは一つにならなければならない。憲法の精神と議会を尊重し、野党と協力しながら国民に仕える」と表明しました。李氏は「最善を尽くしたが期待に応えられなかった。尹氏に祝意を伝える」と述べ、敗北を認めました。

 尹氏は選挙戦で反文在寅(ムン・ジェイン)政権を掲げ、政権交代を訴えました。期日前投票直前に中道右派「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表との候補一本化が実現。保守層の支持を固めました。

 投票率は77・1%で前回比0・1ポイント減。

志位委員長が祝意の談話

 韓国の次期大統領に尹錫悦氏が選出されたことを受けて、日本共産党の志位和夫委員長は10日、祝意の談話を発表しました。

 尹錫悦氏が大韓民国の次期大統領に選出されたことに祝意を表します。

 新大統領として国民生活と経済の繁栄、東アジアの平和と安定のため、成功を収められることを心から願っています。

 日韓関係の改善、友好と協力の発展を強く願うとともに、韓国政府と私たちの党との交流の新たな発展を希望します。


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