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2022年2月21日(月)

緊迫ウクライナ情勢 米「外交の余地あり」

副大統領 制裁の警告も

 【ワシントン=島田峰隆】ドイツを訪問中のハリス米副大統領は19日、ミュンヘン安全保障会議で演説し、ロシアの軍部隊増強で緊迫するウクライナ情勢について「米国、北大西洋条約機構(NATO)、パートナー国は真剣な外交へ余地を残している」と述べました。

 ハリス氏は、「あらゆる国の主権と領土的一体性は守られなければならず、国境を武力で変更してはならない」と強調。「ロシアがウクライナを侵攻すれば、米国は同盟国やパートナー国とともに重大かつ前例のない経済的代償を科すだろう」と警告しました。

 ハリス氏は同日、ミュンヘン安全保障会議に出席したウクライナのゼレンスキー大統領と個別に会談しました。

 ホワイトハウスによると、ハリス氏は会談の冒頭、米国はウクライナの領土の一体性と主権を重視し、支持していると強調しました。

 ゼレンスキー氏は、現状の危険性と解決策を話し合いたいとし、「平和的かつ外交的な方法での解決という点に同意する」と発言しました。

 同氏はウクライナの防衛力強化への支援に感謝を表明。ロシアによる侵攻の際に欧米諸国が検討している経済制裁をめぐっては「制裁が問題の平和的解決をもたらすという理解に感謝する」と述べました。


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