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2022年2月11日(金)

市民と野党の共闘 方向性は揺るがず

小池書記局長 ネット番組に出演

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(写真)小池書記局長

 日本共産党の小池晃書記局長は9日、インターネット番組「吉田照美のフルモチ」に出演しました。

 フリーアナウンサーの吉田照美氏から岸田政権のコロナ対策について問われ、小池氏は、「科学の根拠が全然なく、なりゆき任せ、行き当たりばったりの対策だ。亡くなる方も増えており、大問題だ」と語りました。

無反省政権

 吉田氏は「PCR検査が不足しているが、他の先進国は無料でやっているのに、なぜ日本はやれないのか」と質問。小池氏は、コロナ感染の初期から、政府内で“検査が増えると医療がひっ迫する”という誤った考え方があり、PCR検査能力が他の先進国と比べて遅れに遅れていると指摘。「感染が収まっていた時期に検査能力の拡充をやらなかったのは責任重大だ」と強調しました。吉田氏も「そのやり方では感染者が増えていくだけだ」と問題視しました。

 在日米軍の出国前検査免除をめぐり、日本政府は「12月末に把握した」と説明していましたが、米軍側は「9月に伝えた」と説明が異なっている問題で、吉田氏は、「岸田政権は目をつぶっていたのか」と質問。小池氏は「そう見られても仕方ない。なにより、この問題について岸田首相から反省の言葉が全く語られないのは大問題だ」と語りました。吉田氏も、安倍・菅・岸田政権の特徴は「とにかく謝らないことだ」と同意。巨額の保管費用がかかっているアベノマスクの問題も「まずは安倍さんがおわびしなきゃいけないでしょ」と述べました。

 また小池氏は、ワクチンの3回目追加接種が遅れているのは、政府が科学的根拠のない「2回目接種から原則8カ月後」という方針にこだわり、前倒しでの実施を求めていた自治体の声をつぶしたことが原因だと指摘。政府のコロナ対策について、「最大の問題は、今までやっていたことが間違っていても間違ったと認めず、なし崩しの方針変更だけだ」と強調しました。

築いた信頼

 野党共闘について吉田氏は「絶対に進めてほしい」とした上で、立憲民主党の泉健太代表が共産党との連携を「白紙にする」と述べたことに触れ、共闘強化を不安視しました。小池氏は「6年半も野党共闘をやってきて、地方では信頼関係ができている。これを土台にすれば、大局的には市民と野党が力をあわせて新しい政治をつくる方向は揺るがない」と強調しました。吉田氏は「すごく期待している。政治でひどいことが広がっている状況で政権交代が必要だ。野党共闘ができて、日本という国をつくって、何をしてもうまくいかない与党の皆さんには身を引いてほしい」と訴えました。


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