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2022年2月10日(木)

マンション隣で銃構え

那覇軍港 米軍 訓練やめず

県民ら抗議行動 知事は中止要求

 在沖縄米海兵隊は、8日から那覇軍港(那覇市)で大規模訓練を行っています。マンションや公園、ホテルが隣接し、国道沿いに位置する場所での訓練の強行です。


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(写真)午後3時前、MV22オスプレイから降り立ち周辺を警戒する米海兵隊員=9日、那覇市の那覇軍港

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(写真)「訓練強行を許さない」「那覇軍港を返せ」などと抗議する党沖縄県議団(左側の7氏)と沖縄平和市民連絡会の人たち=9日、那覇市の那覇軍港前

 2日目の9日、昨日に引き続きバリケードで囲んだ建物をデモ隊役から守る警備の訓練が行われました。

 午後3時ごろ、MV22オスプレイが飛来。重低音をとどろかせて着陸すると、米海兵隊員約20人が、銃を構えて周辺を警戒した後、格納庫に移動しました。同様のことは1時間後の午後4時にも行われました。

 日本共産党沖縄県議団(渡久地修団長)は、訓練の様子を視察し、県民らによる抗議行動に参加しました。

 抗議の緊急小集会で、渡久地団長は「今年は沖縄の本土復帰から50年で、基地のない沖縄を目指そうと県民が改めて決意しているときに、訓練を強化することや基地負担をさらに大きくする行為は、絶対に見過ごせない。大問題だ」と強調しました。

 8日、玉城デニー知事は、県が同訓練の中止を求めていたにもかかわらず、訓練が強行されたことについて「断じて容認できません」と抗議し、米軍と日米両政府に訓練の即刻中止を求めるコメントを発表しました。


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