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2022年2月3日(木)

75歳以上の医療費窓口負担2倍化

全国で中止の声を

高齢者団体など中央集会

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(写真)「すべての世代が力をあわせて、高齢者の医療費負担増中止の声をあげていきましょう」と訴える日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員=2日、衆院第2議員会館

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(写真)オンラインを活用して、浜岡政好・仏教大学名誉教授の講演を聞く参加者=2日、衆院第2議員会館

 高齢者の命と健康、人権を脅かす政治の転換を求めて2日、「2・1高齢者中央集会」が衆院第2議員会館で行われました。10月から、75歳以上の医療費窓口負担2倍化が狙われているもとで「中止を求めて全国で怒りの声をあげよう」とアピールしました。

 同集会は、老人医療無料制度が廃止された1983年の2月1日を忘れないと毎年この時期に開催されており、39回目。昨年はコロナ感染拡大のため中止しましたが、今年はオンラインで全国をつないで開催しました。

 主催者を代表して、全日本年金者組合の加藤益雄副委員長があいさつ。10年間で、公的年金額が実質6・7%も削減されていると告発。75歳以上の医療費負担増まで実施しようとしていると批判し、「高齢者を攻撃する政府は許さないと、全国で運動を広げていこう」と呼びかけました。

 中央社会保障推進協議会や東京高齢期運動連絡会など、各団体から3氏がスピーチ。

 全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、社会保障費を削減し、「自助」を強調する岸田政権は「私たちが運動で勝ち取ってきた社会保障制度を解体しようとしている」と強調。「市民と野党の共闘を発展させながら、こうした政治の流れを変えよう」と述べました。

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員があいさつ。コロナ禍ですべての人の命と健康が脅かされ、医療体制の拡充こそ求められているなか、後期高齢者の医療費負担増などあってはならないと強調し、「全世代で声をあげて中止に追い込みましょう」と述べました。

 主催は、中央社保協、全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会です。


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