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2022年1月31日(月)

挑む 2022参院比例予定候補

にひそうへいさん(58)=前= 活動地域=中国・四国・九州・沖縄

憲法生かす熱血弁護士

写真

(写真)米軍基地の前で新基地建設に抗議する、にひ氏=昨年12月23日、沖縄県名護市

 情熱にあふれ、誰もが「憲法を生かす熱血弁護士」と呼びます。

 昨年12月末、沖縄本島北部の名護市を訪れました。辺野古の米軍新基地建設に反対する県民の不屈の抗議行動に連帯するためです。

 冷たい雨のなか、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で力を合わせて声を上げると、いつのまにか基地建設に立ちはだかるように仁王立ちになっていました。「戦争する国づくりは絶対に許さない。憲法を変えるなんて、とんでもない。この声を日本中に広げよう」と訴えます。

 2013年12月、秘密保護法案が採決にかけられた深夜の参院本会議。野党第1党の民主党(当時)が討論を放棄して退席するなか、ただ一人、反対討論に立ちました。その夏の参院選での党の躍進によって実現した反対討論。自身も3年ぶり、2期目の国政に復帰したばかりでした。

 賛成討論したのは沖縄選出の自民党の女性議員。沖縄県議会は前日、慎重審議を求める意見書を全会一致で可決していました。怒りで体が震えました。

 廃案を求める世論は党派を超え、国会を包囲しました。その声を代弁し、「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という憲法の基本原理を根底から覆す」と力説。与党議員をにらみ付けつつも、「与党諸君、一人の政治家として反対の票を投じよう」と呼び掛けました。

 「労働者とともに。被害者とともに。憲法を暮らしのなかに」と弁護士を志しました。20代の6年間、司法試験に挑み続け、30歳で弁護士に。その初心で国政に挑戦4度目の04年の参院選で初当選。直後の新潟・福井豪雨の被災地に駆け付け、初質問で「畳1枚支援できずに日本の政治か」と迫りました。

 3年前の惜敗後、地元の子育て世代の「にひ改造計画」で初めて美容院へ。「ツーブロックに変えて想像以上の反響」と驚きます。

 「どんな困難にも負けずに100年たたかってきた党です。確信に満ちて、楽しく、力を合わせていきたい」

 北九州市生まれ。京都大学卒。参院議員2期。弁護士。


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