2022年1月31日(月)
「赤旗」創刊94周年(22.2.1)に寄せて
研究に役立ち 授業で活用
長崎大学環境科学部教授 戸田清さん
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私は40年ほど前から朝日新聞を、十数年前から「赤旗」を購読しており、毎朝NHKのニュースを見る。そのなかで研究・教育の役に立つのはやはり「赤旗」だ。
1月18日付の紙面を見てみよう。1面記事「富裕層の上位10人 コロナ下資産倍加 国際NGOが報告書 課税すれば全世界分ワクチン確保」を見て早速インターネットを検索し、オックスファムのプレスリリースと、報告書『不平等が人を殺す(INEQUALITY KILLS)』のPDFファイルを入手した。「赤旗」記事のPDF化とあわせて、経済学部の授業資料として活用した。
学問文化欄には、私が尊敬する歴史学者のひとりである中塚明さんの「改ざんされた『明治の戦争』」がある。これは75%の縮小コピーをとってPDF化し、知人友人に紹介したり、授業資料として活用したりした。
岸田政権でも公文書の改ざん・不正が話題になっているいま、タイムリーな記事でもあると思う。2面の主張などにみられる岸田首相の施政方針演説の問題点の解説も大変わかりやすい。
石炭火力、原発、気候正義、アスベスト、野生生物の減少、有機フッ素汚染、新型コロナなど、学術論文の紹介も含め、公害環境労災問題などの記事も環境社会学などの授業資料としてよく活用している。(寄稿)









