2022年1月27日(木)
「しんぶん赤旗」こんな魅力も(9)
「赤旗」と通信との出会い 感謝
北海道支局
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全国各地の党員や後援会員からの通信が送られてくるのも紙面の魅力です。小川基弘さん(69)=札幌市西区=もその一人です。朝“顔を洗う”かのように通信しています。
朝は早く、真っ暗な午前1時半、党西・手稲地区委員会事務所を訪れ、「赤旗」を読むのが日課です。
すみからすみまで読むこと1時間。いったん自宅に戻って、「さあやるか」と気合を入れ、カメラ片手に街に出かけます。
憲法や年金の街頭宣伝から、医療従事者に連帯する連だこ揚げ、ホワイトイルミネーション、花や飛んでいる鳥まで取材対象です。
「昨年1年間で、321本の通信と305枚の写真が掲載されました。日本と世界の政治や経済に欠かせない『赤旗』に載せてもらい、感謝、感謝です」
20年前、マンションの5階から誤って落ち、九死に一生を得たものの、左目の視力を失いました。“絶望の淵”からはい上がれたのは、「赤旗」への通信と党の機関紙を支える配達集金活動のおかげでした。行く先々では「私も日刊紙を読んでいますよ」と声がかかり、取材した人が購読してくれることも。
「昨年は、知らない方から便りをもらい、山口県の鉛筆画を描く男性からは画集が届きました。出会いのたびに『赤旗』はすごいなあと思います。通信はやめられませんね」。笑みがこぼれました。
(名越正治)