しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年1月14日(金)

子どもの元気取り戻そう

福島への思いともに

北海道 いわぶち・松橋氏が「守る会」と懇談

写真

(写真)山口氏(右)と懇談する(左から)いわぶち、松橋氏=12日、札幌市

 日本共産党のいわぶち友参院議員・比例予定候補と松橋ちはる参院北海道選挙区予定候補は12日、札幌市のNPO法人「福島の子どもたちを守る会・北海道」を訪問し、山口たか理事長(「市民の風」共同代表)と懇談しました。

 2011年3月に起きた福島第1原発事故の大量の放射性物質から一時避難してもらおうと、札幌市の女性たちがこの年6月に結成した同会。福島から子どもたちを招き、親子キャンプや保養所運営を続けています。

 「いまなお『原子力緊急事態宣言中』で、除染が済んでいない所もある中、母親たちが抱える不安は10年前から変わっていません」と山口氏。当初、下痢や発熱をしていた子どもたちが元気を取り戻し、成長してボランティアで参加する子もおり、母親たちにとっても、本音が話せて思いを共有できる交流の場となっていると言います。

 いわぶち氏は、大震災から10年を境に政府は「復興五輪」と国内外にアピールし、原発事故が収束したかのようにかじを切っていると批判。共産党が昨年末、帰還困難区域に入り、「このような場所が残されているのに、CO2削減を理由に老朽原発も再稼働する。福島への裏切りです」と力を込めました。

 松橋氏は、汚染水海洋放出、「核のごみ」、汚染されたPCB(ポリ塩化ビフェニール)の室蘭搬入と「国の押しつけはあらゆる問題に共通しています。政治の転換が必要です」と決意を語りました。


pageup