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2022年1月7日(金)

きょうの潮流

 激しい風雨が吹き荒れても、どんな誘惑の手にも揺るがず、岩のように生きてみよう―。立ち上がった韓国の民衆が歌う「岩のように」です▼不屈のたたかいがあるところ力強くこだまする歌声はこの集会にふさわしい。いまから30年前の1992年1月8日、当時の宮沢喜一首相の訪韓直前に日本大使館前で始まった水曜集会です。日本軍「慰安婦」問題への謝罪と賠償を求めるデモでした▼「17歳の春を返せ」。その前年、金学順(キム・ハクスン)さんが被害者として初めて実名で名乗り出ました。怒りがわきあがるさなかの訪韓。日本の首相として「心の痛むことであり、申し訳なく思っている」と謝罪の意思は示したものの、補償にはふれませんでした▼その後も誠実に向き合ってこなかった日本政府。謝罪どころか、事実さえ受けとめようとしない政権も。そのなかで水曜集会は、世界でも類を見ないほど長きにわたって続けられてきました▼いまや世代をつなぐ参加者たちを文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこうねぎらいました。「勇気を出してこの問題を世に知らせ、1525回の集会に至るまで長い間行動をともにしてきたみなさんは本当にご苦労された」▼集会が始まったころ、日本で講演した金学順さんはこんな訴えを残しています。「日本には多くの朝鮮人を殺し、朝鮮という国をなくそうとした歴史があります。いま軍事大国になってどこで何をしようとしているのか。そういうことは本当にやめてほしい」。それはいまの政権にもまっすぐに突き刺さります。


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