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2021年11月30日(火)

辺野古新基地 不承認受け中止を

防衛局前で抗議集会

オール沖縄会議

写真

(写真)防衛局前で「辺野古新基地建設NO!」のボードを掲げる集会参加者ら=29日、沖縄県嘉手納町

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の阻止を目指す「オール沖縄会議」は29日、玉城デニー知事が25日、沖縄防衛局の同新基地建設の軟弱地盤改良工事に伴う設計変更申請を不承認にしたことを受け、新基地建設に抗議する集会を同防衛局(同県嘉手納町)前の広場で行い、「県民は不承認を支持するぞ」などと声を上げました。

 オール沖縄会議共同代表の稲嶺進・前名護市長が防衛局に対し、不承認を受け入れ、直ちに新基地建設を中止するよう求める声明文を読み上げ、防衛局の職員に手渡しました。

 声明文は、新基地建設について、埋め立て反対の県民の民意は明確なこと、軟弱地盤によって建設計画の破綻が明らかなこと、同設計変更申請では埋め立てに沖縄戦犠牲者の遺骨が眠る沖縄本島南部の土砂を使用することが計画されていることなどを指摘。民意無視の建設強行や同土砂の使用計画は、「民主主義の否定であり人権問題」だと批判しています。

 オール沖縄会議の構成団体の「ヘリ基地反対協議会」の豊島晃司共同代表はマイクを握り、デニー知事が設計変更申請を不承認にした以上、日本政府は新基地建設を「すべて中断せよ」と述べ、米軍普天間基地(同県宜野湾市)を直ちに閉鎖・返還してほしいと訴えました。

 集会参加者の女性(69)は「戦争につながる基地を造らせてはならない」と述べ、来年1月の名護市長選などの必勝に向け「一致団結して頑張る」と語りました。


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