2021年11月28日(日)
ジェンダー平等実現へ
「共同広げる」 婦団連が総会
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日本婦人団体連合会(婦団連)は27日、オンラインを併用して東京都内で総会を開き、女性の共同でいのち・くらしを守り、平和と民主主義、ジェンダー平等社会の実現に向けて共同を広げる方針とアピールを採択しました。
主催者あいさつした柴田真佐子会長は、総選挙結果について、自公政権を追い詰める原動力は「市民と野党の共闘」にあると指摘する一方で、この選挙で改憲勢力が3分の2を占めたと述べました。そのうえで憲法改悪を許さない全国署名、核兵器禁止条約の批准を求める署名に取り組むことや、ジェンダー平等社会に向けて女性と野党と市民の共同を広げていくことを呼びかけました。
議案提案をした千代崎せつ子事務局長は、新型コロナ感染拡大に備え、医療と検査体制強化、暮らしを支える補償など「いのち優先の政治」が求められると指摘。憲法9条を守り生かすための女性の共同行動を強めること、ジェンダー平等社会の実現などを提起しました。
討論では、「コロナ禍で女性の困りごとを集め、自治体要請や食料支援も行ってきた。生理用品を学校のトイレに設置することも実現してきた」(新婦人)などの発言がありました。
日本共産党副委員長でジェンダー平等委員会責任者の倉林明子参院議員が連帯あいさつしました。
新役員は次の通り(新以外は再任)。会長=柴田真佐子▽副会長=堀江ゆり、伍淑子、米山淳子、山田博子(新)、舟橋初恵、塚田豊子、伝法谷恵子、沖津由子、牧野由子▽事務局長=千代崎せつ子