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2021年11月27日(土)

英国 新興銀行 週4日労働に

“心身の健康支え、生産性向上”

 【ベルリン=桑野白馬】英国のアトム銀行は23日、全従業員430人の賃金を減らさずに週4日労働制を導入したと発表しました。同銀行によると、週の労働時間は37・5時間から34時間へと減少します。英国内の企業で週4日労働制へ移行する企業としては、最大規模です。

 制度は今年11月1日から導入されており、すでに大半の従業員が新制度に切り替えたといいます。銀行は、「従業員の心身の健康」を支え、生産性の向上につなげるための措置だと説明しています。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大で、労働者側から、柔軟に働けるよう強く要望があったことを念頭に置いた措置だとしています。

 マーク・マレン最高経営責任者は、制度導入により「従業員が情熱的に物事を追求したり、家族と過ごしたり、より健全なワーク・ライフ・バランスを実現したりすることができる」と強調しました。

 アトム銀行は、2016年にモバイル銀行として開業。アプリを通じて預金口座や住宅ローン業務を展開しています。現在のところ、生産性の低下やサービス水準の低下は見られないとする一方、従業員が制度に慣れるまでは時間がかかると予測しています。マレン氏は、週5日労働制は20世紀の遺物であり、この動きに続く企業が増えることを願うと述べました。

 英国で活動する団体「週4日労働キャンペーン」のアイダン・ハーパー氏はこの動きを歓迎し、ツイッターに「週4日労働こそが、仕事の未来だ」と投稿しました。


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