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2021年11月14日(日)

19歳藤井 最年少四冠

将棋竜王戦 タイトル奪取

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(写真)終局後にインタビューに応える藤井聡太四冠=13日、山口県宇部市

 挑戦者、藤井聡太王位・叡王(えいおう)・棋聖(19)の3連勝、豊島将之竜王(31)のカド番で迎えた第34期竜王戦七番勝負第4局が12、13両日、山口県宇部市でおこなわれ、藤井三冠が122手で激戦を制し、4勝0敗のストレートで竜王を奪取しました。八大タイトルの半分を占有。10代の四冠達成は史上最年少の快挙です。

 将棋のタイトルは竜王、名人、王位、王座、棋王、叡王、王将、棋聖の八つ。これまでに四冠を達成したのは、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、米長邦雄永世棋聖、谷川浩司九段、羽生善治九段の5人。羽生九段が1993年に22歳9カ月で達成したのが、これまでの最年少記録。藤井四冠(19歳3カ月)はこれを3歳も更新しました。

 タイトル戦は6回出場し、すべてでタイトル奪取、あるいは防衛を果たしています。

 2002年7月19日生まれ。16年10月四段昇段・プロ入り、18年第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)優勝、20年棋聖奪取で初のタイトル獲得(以来竜王1期、王位2期、叡王1期、棋聖2期)。今年度は40勝7敗、勝率8割5分1厘、勝数ランキング1位、連勝ランキング1位(19連勝)。

 羽生九段のコメント 今回の竜王戦のシリーズは序盤の深い分析、中盤の細かい駆け引き、終盤の鋭い切れ味と実に高度な内容の対局が続きタイトル獲得にふさわしい内容のシリーズでした。これからもどんな将棋を指すか楽しみにしています。


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