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2021年10月10日(日)

きょうの潮流

 「核兵器で平和は守れない 市民と野党の共闘で禁止条約に参加する政府を」。広島と長崎に原爆が投下されその年でも21万人も犠牲になった日にちなみ、被爆者の願い“核廃絶”を全国で街頭から訴える「6・9行動」。日本原水協は今月6日の新宿行動から、こんな横断幕を掲げはじめました▼「世界は気候危機とコロナ危機の真っただ中。お金を使うべきは核などの軍事でなく、命とくらし、教育・医療にこそ」「迫る総選挙は禁止条約に反対する立場を取り続けた安倍政権の外相だった岸田政権を退場させて、禁止条約に参加し憲法に基づく平和外交をすすめる新しい政治を」と▼核廃絶を世界に発信し続けるカナダ在住の被爆者・サーロー節子さんも「核兵器は非人道的で、いかなる場合も許容できないと全面禁止したこの条約に、唯一の戦争被爆国日本が背をむけていることが許されるでしょうか」▼1月に発効した禁止条約を批准した国は56カ国に増え、署名国も国連加盟国の半数を突破するのは確実です。平和活動家が見すえているのは、来年の第1回締約国会議です▼国連総会でも禁止条約発効を歓迎する演説が続きました。カリブ共同体を代表したトリニダード・トバゴは核保有国にたいして、「正しい方向に向けた大胆で決定的な行動」を求めました▼日本の条約参加は、アメリカなど核保有国さえ動かしうるものです。「核兵器のない平和で公正な世界」をめざす第一歩として、政権交代へ。「6・9」ならぬ毎日の行動で。


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