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2021年10月1日(金)

選択的夫婦別姓求める署名

経営者ら671人賛同

 ソフトウエア開発会社・サイボウズ社長の青野慶久さんら19人が呼びかけている「選択的夫婦別姓の早期実現を求めるビジネスリーダー有志の会」賛同署名に671人(呼びかけ人含む)が名前を連ねていることが30日、わかりました。

 オンラインで記者会見した青野さんは、「大企業の役員からも続々と賛同があり、手ごたえを感じています。金融系の方が多いが、窓口で戸籍姓と旧姓をダブルで使われ本人確認の作業で困っているからです。署名は引き続き受けつけます」と説明しました。

 また、個人として、衆院選に向けて、選択的夫婦別姓と同性婚に反対する議員を落とし、賛成する議員で国会をうめつくそうと「ヤシノミ作戦」をよびかけていると紹介しました。

 ビジネスリーダー有志の会の署名呼びかけ人の一人、辻愛沙子さんは、「(社長の)私はいま25歳。社員の年齢は平均で20代です。選択的夫婦別姓が日常の会話のトピックになっています。結婚の選択肢は将来設計にあるが、名字を変えるという現行法に賛同する意思表示になるので(結婚は)したくないという女性社員がけっこういます」と述べました。

 一般社団法人跡取り娘共育協会代表理事の小林博之さんは、女性経営者191人の意識調査を紹介。選択的夫婦別姓制度があれば別姓を選ぶと回答した人が64%にのぼり、「相談して決める」人を含めると8割が選択肢を持てることの意義を感じていると説明しました。


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