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2021年9月22日(水)

3中総徹底をやりぬき「必勝大作戦」の9月目標達成に全力を

9月21日 総選挙闘争本部

 衆議院の任期満了まで1カ月を切りました。いよいよ決戦の時です。

 第3回中央委員会総会決定が、「政権交代への歴史的大チャンス」「暗い世の中に光が見えた。みんなが光を見られるように頑張るのが党員であり、各支部だ」など沸き立つような決意を呼び起こし、「総選挙必勝大作戦」の決起が広がっています。3中総の全支部・全党員への徹底をやりぬき、「必勝大作戦」の9月目標達成に全力をあげようではありませんか。

3中総が情勢の激動のもとで生きた力に

 情勢の激動のもとで3中総決定が生きた力を発揮していることが、一段と鮮明になっています。

 この間、野党共闘の前進に相手側も危機感を強め、攻撃を強めてきましたが、3中総決定と記念講演で明らかにしたわが党の立場が力を発揮し、市民と野党の結束をより強める結果となっています。テレビ番組でのコメンテーターの反共デマ発言には、市民と野党のみなさん、広範な文化人・知識人からも抗議の声があがり、「居直り発言」も許さず、ついに17日、発言の謝罪・撤回に追い込みました。これは日本の民主主義の前進であると同時に、党と国民との関係の大きな前向きの変化を示すものです。

 各地の演説会では、総選挙の歴史的意義と野党連合政権の展望、「四つの大争点」と改定綱領が示す党の真価など、3中総決定にもとづく党の訴えが熱い共感をよんでいます。総選挙政策の第1弾として発表した気候危機打開の「2030戦略」は、運動にとりくむ幅広い市民団体や若い世代から歓迎の声がよせられ、総選挙の争点に押し上げようという新しい連帯が広がりつつあります。

 一方、自民党総裁選が17日に告示されましたが、4人の候補はみんな安倍・菅政権の閣僚や党の要職を務めた人物であり、コロナ大失政の反省もなく、原発再稼働容認、改憲姿勢をあらわにしています。政権交代こそ必要であることを訴えて、攻勢的たたかいを広げる時です。

 3中総決定が、こうした激動の情勢をきりひらく力を発揮していることに確信をもって、全党徹底に力をつくしましょう。3中総の視聴・読了党員は20・8%、討議・具体化支部は43・2%です。16日付学習・教育局の「訴え」――“一刻を争って、時間を惜しまず”“職場支部、困難を抱えた支部を蚊帳の外におかない”の構えに立ち、幹部会報告の中心点がまとまっている結語を生かして徹底をすすめましょう。

「必勝大作戦」の飛躍へ――比例の支持拡大、担い手づくりと党勢拡大で新たな開拓・挑戦を

 「必勝大作戦」は、全体としてとりくみの規模とテンポが上がってきています。「声の宣伝」は1週間で4万8千回、ポスター張り出しは6割を超え、100%張り出した地区も生まれています。「赤旗」号外の配布が始まり、見た人からの激励の電話やメールが党本部にも寄せられています。対話・支持拡大のペースは前週の約1・2倍となっています。その最大の推進力となっているのは、3中総決定の視聴・読了、支部討議であり、この具体化と実践における徹底性がいま何よりも大事なカギとなっています。

 こうした奮闘をふまえ、全党のみなさんに新たに訴えたいのは、「声の宣伝」をさらに強め、ポスター張り出しと「赤旗」号外配布の9月中の完了に力をつくしながら、次の二つのとりくみでの開拓と挑戦をすすめることです。

 第一は、「比例を軸に」を貫いて対話・支持拡大の飛躍をはかるために、3中総決定の「比例を軸に」の方針をくりかえし討議するとともに、“こう語って比例の支持を広げた”“対話が楽しい”という生きた経験を学びあい、その確信を広げていくことです。

 東京のある地区委員会は、小選挙区候補を先頭に、「定数17の比例東京ブロックで、いま共産党は2議席。今度の総選挙で4議席に躍進させていただきたい。前回の2倍の票をとるために、ぜひお知り合いに支持を広げてください」と訴え、得票目標比で5割近い支持拡大を行っています。

 大阪のある地区委員会では、小選挙区で党候補を擁立せず共闘をめざすことをふまえ、「党の議席を増やすには何があろうと比例票を増やすしかない」と議論、対話では「今度は比例で共産党と書いていただく選挙です」と支持のお願いをズバリ切り出すなど、工夫が始まっています。

 第二に、いまこそ、担い手づくりと「赤旗」読者拡大、党員拡大でも前進の流れをつくりだしていくことです。10月には、めまぐるしく解散あるいは総選挙への動きが起こることをふまえれば、任期満了時の総選挙という条件を生かし、9月のこの時期に、担い手づくりと党勢拡大を決してあいまいにせず目標達成へ頑張りぬくことが決定的に重要です。

 9月の集金活動と一体に、“気軽に、率直に、何度でも”の精神で「折り入って作戦」にとりくみ、「赤旗」読者、後援会員への協力を訴え、支持拡大はもちろん、ビラ配布や募金など多面的に協力を広げましょう。300万の担い手づくりと結んで、「赤旗」読者の前回総選挙時回復への大きな前進をかちとりましょう。すべての支部で新しい党員を迎えることを絶対に握って離さず、ミニ「集い」や演説会と結んだ入党の働きかけを広げ、とくに選挙の中でこそ青年・学生、労働者、若い世代への働きかけを強めましょう。

 全党のみなさん。党と国民との関係の前向きの変化をくみつくし、「比例は共産党」の流れを広げに広げ、党勢の上げ潮をつくりだして歴史的総選挙を迎えようではありませんか。


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