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2021年9月14日(火)

19歳藤井 最年少三冠

豊島から叡王奪取

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(写真)史上最年少の三冠を達成した藤井新三冠=13日、東京・渋谷区の日本将棋会館

 将棋の藤井聡太二冠(19)が豊島将之叡王(31)に挑む第6期叡王戦五番勝負の最終第5局が13日、東京・将棋会館でおこなわれ、藤井二冠が111手で勝ち、シリーズ成績を3勝2敗として叡王を奪取、羽生善治九段(50)の記録を28年ぶりに塗り替えて史上最年少での三冠を達成しました。

 藤井二冠は昨年、八大タイトルのうち棋聖と王位を獲得。ことし相次いでこれを防衛し、叡王戦はこれまで2勝2敗となっていました。

 これまでの史上最年少記録は羽生九段が1993年に達成した22歳3カ月。藤井二冠は19歳1カ月での三冠獲得で、3歳余り更新しました。

 藤井新三冠は、タイトル戦では実に敗退なしの5回連続勝利(奪取または防衛)となりました。

 両者は第62期王位戦七番勝負をたたかい、藤井王位が4勝1敗で防衛。10月8日に開幕予定の第34期竜王戦七番勝負でも豊島竜王に藤井新三冠が挑戦することが決まっており、両者の対決に特別の注目が集まっています。対豊島戦はいきなり6連敗を喫したものの、この間盛り返し、本局の勝利で8勝9敗としました。

 藤井新三冠は、第49期新人王(本紙主催)です。


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