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2021年8月4日(水)

記念講演を力に、8月こそ、担い手づくりと党員拡大の勢いをつくり、「二つの目標」の達成を

8月3日 総選挙闘争本部

 全党の同志のみなさん。

 新型コロナの異常な感染拡大と猛暑のなかでの大奮闘に、心からの敬意と感謝を申し上げます。

 都議選の歴史的勝利を勝ちとった7月、7日の総選挙闘争本部の「訴え」と20日の全国都道府県委員長会議への幹部会報告とまとめ、志位和夫委員長の中間発言を力に、(1)ポスターをはじめ、宣伝戦の抜本的強化と一体に、「折り入って作戦」に取り組み、300万人規模の担い手をつくる、(2)党員、「赤旗」読者の前回時回復・突破に正面から挑み、党勢拡大で上げ潮をつくることに全力をつくしました。

7月の取り組みの結果について

 比例ポスター張り出しは88・1%で、対話は355万人、支持拡大は174万人、担い手づくりは44万7千人となっています。

 党員拡大では、1400人に働きかけ、入党申し込みは231人で、6月を上回ったものの、現勢では大幅後退となる状況です。民青同盟員の拡大は、昨年12月以来901人となり、近年最高の勢いとなっています。

 「しんぶん赤旗」読者拡大は、日刊紙マイナス487人、電子版プラス69人、日曜版マイナス1818人となり、目標達成に逆行する残念な結果となりました。同時に、コロナ感染の急拡大のなかでも、党組織の大きい北海道、埼玉、神奈川、愛知、大阪、福岡をはじめ22道府県と108地区が、日刊紙、日曜版をともに前進させたことは重要です。

4割にとどまっている7・20幹部会報告、中間発言の徹底の遅れ打開を

 取り組みの一番の問題は、7・20全国都道府県委員長会議の内容を討議・具体化した支部が、37・8%にとどまっていることです。とくに、「共闘の時代」の総選挙では、解散になってから頑張るのでは党躍進を勝ちとることはできないという前回総選挙での痛切な教訓を深くつかみ、8月末までの「二つの目標」を掛け値なしに実現する政治的構えを党機関から支部に至るまで確立することが急務となっています。そして、都議選の教訓から得票目標を本気で実現する構えをつくり、「今の自力でも勝利するための活動」を推進しつつ、「自力そのものをつける活動」に思いきって力を入れるという、2重の構えで取り組みを推進する重要性をつかんで実践する。これらのことが支部と党員に深くつかまれるかどうかで、取り組みの明暗が分かれます。

菅政権への怒りが沸騰するなかで、党の真価を発揮しよう

 菅政権が五輪を強行する一方で、コロナ対策の無為無策を続けた結果、新型コロナの感染爆発が起こり、国民の命がかつてない危険にさらされています。広範な国民の菅政権への批判と怒りも頂点に達しています。いまや国民の命を守る活動に献身するわが党のいっそうの奮起が痛切に求められています。

 自らの感染防止をはかりながら、国民の命を守るたたかいに総決起しましょう。このたたかいに取り組みながら、菅政権を終わらせる総選挙での党躍進の流れをつくり、野党共闘の機運を盛りあげましょう。都議選の歴史的勝利とともに、都議選後の情勢の発展にも確信をもち、8月こそ、宣伝と対話・支持拡大、担い手づくりと党勢拡大の一大飛躍を勝ちとりましょう。

党創立99周年の記念講演を力に、担い手づくりと党員拡大を飛躍させよう

 8月は、全支部・グループが、全国都道府県委員長会議を一刻を争って討議・具体化し、足をふみ出しましょう。同時に、今日のわが党の値打ちを深く解明する党創立99周年記念講演会での志位委員長の講演は、いまの取り組みに政治的魂を入れる決定打となります。全支部と党員が記念講演を視聴し、「8月末」と期限を区切った「二つの目標」をやり抜く力にしましょう。

 8月の取り組みでは、全国遊説と結んで宣伝を強め、思い切って300万人規模の担い手づくりと入党の働きかけに力を集中しましょう。今日の党の自力づくりの根本は、支部の活性化であり、これに道を開くのが、党員拡大であり、世代的継承の党づくりです。この課題に思いきって取り組んでこそ、「赤旗」読者の拡大の勢いを加速させ、目標達成への勢いをつくることができます。8月は、出足が勝負です。全党が適切に休養をとりつつ、つぎの課題推進のために臨戦態勢をとって取り組みましょう。

 (1)全支部・グループが得票目標・支持拡大目標を決め、取り組みの具体化・実践をすすめる

 (2)有権者のなかで、元気な党の風をとどける活動―声の宣伝とともに、ポスター作戦を

 あらゆる宣伝資材を活用し、増刷した党押し出しポスター、新しい政策ポスターを張り出しましょう。

 (3)「担い手を広げる」ことを、宣伝でも、対話・支持拡大でも、党勢拡大でも貫き、「1千万対話」、300万人規模の担い手づくり、党員と読者拡大の目標達成をめざす

 後援会ニュースをつくり、読者、後援会員、支持者のみなさんに「支持を広げてください」と働きかける「折り入って作戦」に取り組みましょう。

 党員拡大は、党創立99周年記念講演会を取り組みの前進・飛躍の跳躍台としましょう。支部が入党の働きかけの目標をもって、取り組みましょう。記念講演DVDを視聴するミニ「集い」を無数に開きましょう。青年・学生分野では、5・23「学生オンラインゼミ」も生かして、党員拡大と民青拡大を飛躍させましょう。労働者、30代~50代の党員拡大の取り組みを強化しましょう。

 「しんぶん赤旗」読者拡大は、党員拡大とともに、目標達成めざして月初めから取り組みを強めましょう。

 全党の同志のみなさん。

 この8月の取り組みは、文字通り総選挙での党躍進の流れをつくれるかどうかの正念場です。夏期休暇をきちんと取りつつ、月初めから総決起しましょう。私たちもその先頭に立つ決意です。ともに頑張りましょう。


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