しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年7月22日(木)

命守るため五輪中止

女性たちが抗議リレー

田村氏が参加

写真

(写真)「東京五輪の中止を言い続けよう」と語る参加者=20日

 東京五輪・パラリンピックの中止を求める女性たちの抗議リレーが20日、オンライン上で行われました。主催は、フラワーデモの呼びかけ人ら市民有志です。五輪開催が目前に迫るなか、「命がかかった問題です。みんなで中止を求め続けましょう」と訴えました。

 医師やジャーナリスト、市民活動家や政治家などさまざまな立場の女性たちが発言。料理研究家の枝元なほみさんは、五輪招致時に安倍前首相が「汚染水は完全にコントロールされている」とスピーチしたことを念頭に「最初からうそではじまった五輪でした。この状況下でも、うそをつきながら開催しようとするなんてふざけるなという思いです」と訴え。五輪の問題に限らず、国民の声を無視する政治を変えていきたいと語りました。

 日本女医会理事の青木正美さんは、東京に世界中から数万人もの人が集まることで「新たなコロナ変異株が発生し、それぞれの国にウイルスを持ちかえってしまう」と強調。「中止を求めながら誰が五輪開催に固執したのかを明確にし、選挙で決着をつけたい」とのべました。

 フラワーデモ呼びかけ人で作家の北原みのりさんは、五輪中止の圧倒的な世論を菅政権が無視して開催に突き進んでいることを批判。「これは政治を変えるしかないという話だと思います。私たちはつないだ手を離さず、声をあげていきましょう」と話しました。

 日本共産党の田村智子副委員長も参加しました。五輪バブルをはじめ、菅政権が繰り返していた「安全・安心のオリンピック」は妄想だったことが明らかになったと指摘。もはや五輪が開催できる根拠を誰も説明できていないと話し、「命はもちろん、自粛要請などさまざまな我慢を国民に強いる五輪は即刻中止だと求め続けます」とのべました。


pageup