しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年7月9日(金)

きょうの潮流

 いまや夏の風物詩といわれる国内最大級の野外音楽イベントが中止に追い込まれました。毎年8月に茨城の国営ひたち海浜公園で開かれる「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」です▼感染拡大を危ぶむ県医師会からの要請を受けての決断ですが、落胆はどれほどか。コロナ対策をふくめ1年以上かけて準備を進めてきただけに、1カ月前の中止決定に運営側や参加者からは無念と怒りの声が上がっています▼「有観客、無観客に関わらず五輪開催による感染者数の増加はすでにたくさんの専門家の意見でも明らかな中、開催は既定路線として進みました。その裏でこういった国内の産業やイベントが犠牲を払う図式にやりきれない思いです」▼出演予定だったRADWIMPS(ラッドウィンプス)の野田洋次郎さんがツイッターにつづっています。その思いは全国で取りやめとなった夏祭りや花火大会、さまざまな行事やイベントでも。なぜ五輪だけが決行されるのか、矛盾と不信がひろがっています▼感染が再び拡大するなか、東京に4度目の緊急事態宣言が出されました。感染を封じ込めるためには国をあげての対策と国民の協力が欠かせないのに、その信頼関係をみずから突き崩してまで五輪にしがみつく菅政権▼一方でまともな補償なしにまたも自粛を余儀なくされる人びと。野田さんはこんな叫びも。「ここまで明らかで大きな矛盾の上で、僕たちはどう生きたらいいのでしょうか。いい加減『違う』ことは『違う』と声をあげていい時だと思います」


pageup