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2021年6月29日(火)

リンゴ日報 弾圧続く

元主筆を逮捕

香港記者協会「非難」

 【北京=小林拓也】香港警察は27日夜、政権からの弾圧を受け24日付で停刊となった香港紙・蘋果(ひんか)日報(リンゴ日報)の元主筆を国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕しました。香港メディアが伝えました。

 香港警察は17日に同紙編集長ら幹部5人を、23日に論説主筆の記者を国安法違反容疑で逮捕。資産が凍結され、同紙は停刊に追い込まれました。今後も同紙元記者の逮捕が続く可能性があります。

 香港記者協会は28日、香港警察がメディア関係者を再び逮捕したことを「強烈に非難する」声明を発表しました。声明は「この間の連続逮捕事件は、香港の報道の自由を火葬場に送るものだ」と批判しました。

 27日に逮捕されたのは、蘋果日報の元論説主筆で、24日まで同紙英語版を統括していた男性。英国への渡航直前に空港で逮捕されました。「外国勢力と結託し、国家の安全に危害を加えた」疑いが掛けられているといいます。

影響、ネットメディアにも

「立場新聞」、過去の投稿削除

 【北京=小林拓也】香港の民主派寄りのインターネットメディア「立場新聞」は27日、5月以前に掲載した読者や外部識者からの投稿文章などを削除し、寄付などの受け付けも停止するとした声明を発表しました。立場新聞の取締役8人のうち6人の退任も明らかにしました。

 声明は、「この1年、国安法がわれわれのよく知る香港を変えてしまった」と指摘。外部執筆者に掲載継続の許可を得て、再び文章を掲載することなどを表明しました。

 立場新聞は、停刊に追い込まれた蘋果日報の次に弾圧の対象になると言われており、自主規制を強いられた形です。協力者や支援者を守る措置とみられます。

 一方、立場新聞は報道は継続し、独自記事は今後も掲載すると強調しました。資金については、9~12カ月分は十分にあるとしています。

 立場新聞は2014年12月に設立。民主派支持の立場を明確にし、19年の反政府デモでは、デモ参加者の立場に立った報道を続け、若者らの支持を得ていました。

 退任を表明した取締役は、著名な民主派弁護士の呉靄儀(ご・あいぎ)、歌手のデニス・ホー氏ら。


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