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2021年6月29日(火)

きょうの潮流

 少人数学級が熱い。国は小学校で35人学級を段階的に進めますが、それではとても間に合いません。都議選で日本共産党は、都独自の30人学級実現を公約。自治体独自の予算でさらに充実をとの声は、全国で高まっています▼保護者と教員でつくる「こどもファーストな教育を求める会@KOBE~まずは少人数学級実現を!~」。長い名前ですが「後半が大事なんです」と西松夏美さん。GIGAスクール、不登校、校則、学力テスト…。「たくさんある課題を一つ一つ解決するためにも、まずは少人数学級かなと」▼コロナ禍の今年2月に発足。事務局会議も学習会もオンラインです。「もっと学びたい。署名を広げたい」と、先日の日曜日に3回目の学習会を開催したばかり。教員が子どもと向き合い、子どものことを考える時間と気持ちのゆとりが、安心して通える学校につながるはずと思いは揺らぎません▼高校での可能性も生まれています。全国進路指導研究会のセミナーで千葉県の元高校教員、角谷信一さんが報告しました。全国の公立高校入試倍率を調べると、1倍未満が半数以上にも▼「“入り口規制”は必要ない時期に入ったのではないか」と問いかけた角谷さん。定員割れも悪くとるのではなく「少人数学級を実現できている学校」だと。豊かな教育ができる条件整備を急いで。これが時代の流れです▼定員割れが続く高校を統廃合したり、夜間定時制高校をなくそうとしたり。これらはもはや、時代遅れとしかいいようがありません。


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