2021年6月26日(土)
きょうの潮流
激しく降っていた雨がやんだ明るい空に響きわたりました。東京・文京区。「今度こそ都議会へ、必ず勝ち抜く」。日本共産党から立つ、福手ゆう子さんの第一声です▼定数2を有力3候補が争う激戦区。前回215票差で惜敗した悔しさを胸に、ここから都政を、政治を変えるとの気迫がみなぎります。立憲民主党や無所属の議員の応援もうけ、市民と野党の共同候補としてたたかいます▼医療の現場で働いてきた福手さんの原点は命を守る政治です。コロナ対策の最前線を担う都立病院を守るとともに、生活苦にあえぐ女性や若者によりそい、住民の要求を実現してきました。誰もが生きやすく、公平で公正な社会をめざして▼「私たちの希望」。ガーベラの花を胸に立憲民主党の元衆院議員が紹介しました。こちらは墨田区、伊藤大気さんの出発式。ツーブロックの髪形にラフな姿で都政の問題を熱く。2児の親としての視線も交えながら、ケアに手厚い社会に変えたいと32年ぶりの議席奪還に挑みます▼東京都議選が始まりました。現職も新人も、どの選挙区も激しいたたかい。その候補者一人ひとりにとりどりの色があり、地域の実情に即した訴えがあります。さらに今回は「五輪より命を大切にする政治を」の願いが共産党に託されています▼日本の政治の行方を左右する選挙戦。来月4日の投票日まで1千万人をこえる首都の有権者に、全国に、世界に理性の声をゆきわたらせる。梅雨の晴れ間にひろがる、すっきりとした青空のように。








