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2021年6月25日(金)

不自由展・東京を延期

実行委が会見 トーク配信は実施

 25日からの開催を予定していた「表現の不自由展・東京」について24日、実行委員会は会見を開き、延期すると発表しました。

 実行委の岩崎貞明、岡本有佳の両氏は「力不足で申し訳ない」としたうえで延期に至った経緯を説明。当初予定していた会場への妨害活動が続いたため別会場に変更すると発表していましたが、発表後に別会場側から「近隣に迷惑がかかる」との理由で貸し出し不可の連絡が来たといいます。

 岡本さんは「あくまで延期であり、名古屋、大阪のあと東京で開催できるよう尽力する」と話しました。岩崎さんは「作品を実際に鑑賞する機会をつくりたいと願っての企画が、鑑賞機会さえつぶされようとしているこんな社会状況でいいのかと問いたい」と話しました。

 「表現の不自由展」は公共の施設などで検閲や規制を受けた作品を集めて展示・紹介をしてきたもの。「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県)に「表現の不自由展・その後」として出展し、政治的圧力や外部からの脅迫のため開始3日で展示中止(終盤に再開)となりました。

 オンラインのトークイベント「座る抵抗」(25日)、「前山忠氏特別講演」(26日)は予定通り配信します。また購入済みの鑑賞チケットについては返金・キャンセルを受け付け、予約を継続する場合は新しい会場や会期が決まり次第連絡するとしています。

 今後の開催予定は次の通り。7月6~11日、名古屋・市民ギャラリー栄、7月16~18日、エル・おおさか(大阪府立労働センター)


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