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2021年6月15日(火)

12年ぶり政権交代

イスラエル 反ネタニヤフで連合

 【カイロ=秋山豊】イスラエル国会(定数120)は13日、反ネタニヤフ勢力8党でつくる新政権を承認し、極右政党ヤミナのベネット党首が新首相に就きました。2009年以来12年ぶりの政権交代で、通算15年にわたり首相を務めたネタニヤフ氏は退陣に追い込まれました。

 ベネット氏は国会で演説し、国内の対立と選挙の繰り返しを終わらせると表明。パレスチナとの関係では、イスラム組織ハマスが攻撃すれば再び報復するとけん制。イランに対して強硬な姿勢も示し、イラン核合意の維持は「間違いだ」と非難しました。

 新政権は賛成60、反対59、棄権1の僅差で承認されました。ベネット氏が2023年8月まで首相を務め、第2党イェシュアティドのラピド党首が引き継ぎます。

 他方、ネタニヤフ氏は「(新政権を)倒すために絶えずたたかう」「私たちはすぐに戻ってくる」と述べ、政権を奪還する意思を示しました。ネタニヤフ氏は汚職疑惑で起訴されています。テルアビブでは13日も数千人がデモを行い、退陣を喜びました。

 同国では一昨年4月以降、4度も総選挙が行われました。今年3月の総選挙後、第1党リクードのネタニヤフ氏が組閣に失敗。代わって、ラピド氏が各党との連立協議を進めて政権樹立で合意していました。

 新政権はパレスチナ問題などで各党の立場が違います。右派ヤミナや「新たな希望」は2国家共存に反対ですが、イェシュアティドや労働党、メレツは支持しています。アラブ系政党も初めて政権に加わりました。

 パレスチナ自治政府は「(ネタニヤフ政権と)政策に違いはなく、さらに悪くなる可能性がある」との声明を出しました。


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