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2021年5月15日(土)

日本共産党 校則問題アンケート 切実な声

疑問ある中高生は80%、保護者85%、教職員93%

 日本共産党の「校則問題プロジェクト」がとりくんでいる校則アンケート。子ども、保護者、教員たちの切実な声が寄せられています。(手島陽子)


 6日現在、集まった回答は約800件。うち約300件は中高生です。

 現時点で、校則などに疑問がある中高生は80・2%。保護者の85%、教職員の93・6%が「疑問に感じたことがある」と回答しています。

 中高生が疑問に思う校則で、最も多いのは「特定の髪形の禁止」で74%です。自由記述には「ツーブロック見つかったら丸刈りになる」(高校生)、「髪を切っていたのに長いとされ、切るよう強制された」(中学生)など、切実な声が寄せられています。(別項参照)

 保護者からも「授業を受けさせてもらえず、別室指導され、人格否定され、ボロボロにされて帰宅」など、学習権や人権の侵害を指摘する内容が。「不登校気味になっている」というケースもあります。

 教職員からも「時代にあわない」「教育の本質が損なわれてしまう」という疑問の声が多く寄せられています。「子どもたちの意見表明権を保障することだと思います。おかしな校則自慢に終わらないようなキャンペーンになることを期待しています」など、校則問題のとりくみへの要望も書かれていました。

 アンケートは5月末まで。インターネットで誰でも回答できます。

自己肯定感後退させる

写真

(写真)梅村さえこさん

 梅村さえこさん(日本共産党校則問題プロジェクト責任者)

 この間、ゼロトレランス(不寛容)と呼ばれる子どもへの接し方が問題になってきましたが、生徒をがんじがらめにしている事例があると感じました。

 子どものためにあるべき校則が、子どもの自己肯定感を後退させる要因になっているとすれば、本末転倒です。人権侵害として考えざるをえない事例もあり、社会の責任についても考える必要があると感じます。

 アンケートは切実な実態や真剣な声にあふれています。アンケートに書くこと自体が、その人を勇気づけもします。さらに広げたいと思います。

子どもの声きちんと聞いて

【アンケートの自由記述欄に寄せられた子どもたちの声から(要約)】

○…制服についての校則で悩んでいます。当時の担任と話をしても、入試が関わるから制服は着た方がいいと言われました。LGBTQへの対応や理解も、まだまだ校則には反映されていません。おとなはこういった現状を調査した上で、早く私たちを楽にしてほしいです。アイデンティティーを見失うような教育は、いつの時代もあってはならないはずです。(中学生)

○…ツーブロック見つかったら丸刈りになる。そこまでする必要があるのか。(高校生)

○…(校則が)あってないようなものなので自由である。こんな学校が増えるべきだ。(高校生)

○…意見を言うと「反抗的、態度が悪い、口答え、逆らう」と聞く耳持たない。(中学生)

○…中学のとき、生徒会に入って、教員と何度も話し合ったが、延々と屁理屈(へりくつ)を言われるだけで話は通じず(高校生)

○…男子がいても、その場で「その下着の色ダメだよ」と言われた人がいました。その子は女の子です。思春期に人権ないんですか? もはや精神的な暴力だと思います。(中学生)

○…自分たちの校則を、自分たちで変えられない意味が分からない。社会に出たら、自分たちのルールは自分たちで決めるのが当たり前。子どもはおとなに従うために生きているのか。(高校生)

○…社会が変わり続けるのに、学校が変わらないままなのはおかしいと思う。(高校生)


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