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2021年5月5日(水)

原子力空母 廃棄物を搬出

米軍横須賀基地 市民ら抗議

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(写真)米原子力空母ロナルド・レーガンから搬出される放射性廃棄物の入ったとみられるコンテナ(中央)=4日、神奈川・米海軍横須賀基地

 神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地で4日、同港に配備されている原子力空母ロナルド・レーガン(RR、原子炉2基)のメンテナンス作業に伴い発生した放射性廃棄物が搬出されました。

 搬出作業は午前9時ごろから開始され、正午までにコンテナ4個が輸送船モホークに移し替えられました。廃棄物は米国へ帰国後、最終処理が行われます。

 同様の作業は2009年から毎年行われており、昨年はコロナの影響で行われなかったため、今回2年間分の廃棄物が搬出されることになります。

 米海軍によると運搬船の要員は新型コロナウイルスに関わる予防措置に従っており、日本人従業員が移し替えに伴う安全管理に従事するが、コンテナに触れることはないとしています。

 市民らが、海上と陸上から監視・抗議行動。海上では「ヨコスカ平和船団」が「放射性廃棄物の搬出は約束違反」と横断幕を掲げ、スピーカーで作業の中止を呼びかけました。

 日本国内・領海内での原子炉の修理、放射性廃棄物の搬出は、日米間合意「エードメモワール」で禁止されています。


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