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2021年3月26日(金)

誤りは24法案・条約に

衆参議運理 官房長官が報告・謝罪

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(写真)新たな法案の誤りについて加藤勝信官房長官の話を聞く衆院議運委理事会(上)と参院議運委理事会(下)=25日、国会内

 今国会への政府提出法案の誤りについて、加藤勝信官房長官は25日の衆参両院の議院運営委員会理事会で、最終的に13府省庁の23法案・1条約で条文や参考資料に134件の誤りがあったと報告しました。その中で、新たに2月に成立した新型インフルエンザ特措法や医療2法案など4法案で誤りがあったと明らかにしました。

 加藤官房長官は「心からおわびする」と謝罪し、法案の誤りの原因究明と再発防止のため、省庁横断のプロジェクトチームを立ち上げる意向を示しました。

 衆院議運委理事会で日本共産党の塩川鉄也議員は「提出ずみの61法案のうち4割、法案を提出した府省庁の8割で誤りが見つかったことは極めて重大だ。政府全体の問題だということが浮き彫りになった」と批判しました。

 その上で、誤りが判明した具体的な経過や原因を全府省庁で明らかにするよう要求。「いつ誤りに気付いたのか、いつ国会に報告したのか、ホームページ上で誤りを修正したのはいつかなども含めて明らかにすべきだ」と強調しました。

 最終報告を受けて日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は同日、国会内で会談し、中断していた法案審議を再開することを確認しました。一方で、2度の条文の誤りが発覚した産業競争力強化法案については閣議決定のやり直しを求めることで一致しました。


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