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2021年3月21日(日)

校則改善「いいこと」

吉良氏指摘に文科相答弁

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(写真)質問する吉良よし子議員=16日、参院文科委

 日本共産党の吉良よし子議員は16日の参院文教科学委員会で、下着の色、髪形や髪色まで細かく指定するような「ブラック校則」とも言われる理不尽な校則についてただしました。

 吉良氏は、党東京都議団や千葉県議団の校則調査で「黒髪ストレート」以外を排除するような校則が多数あることや、黒染め指導により不登校になった生徒の事例を紹介。瀧本寛初等中等教育局長は、「学校の決まり等が原因による不登校の児童生徒数は5572人」と示しました。

 吉良氏は、全国で校則見直しの動きがあることに触れ、理不尽な校則は見直すべきだと迫り、萩生田光一文科相は、「おかしな校則を中高生が積極的に変えていくことはいいこと」だと答弁。吉良氏はホームページ等で校則の公開が見直しに有効だと提案し、萩生田氏は「入学前に校則をチェックできるよう公開を前提にしたら、よりわかりやすくなるのではないか。大いに考えていきたい」と答えました。

 吉良氏は、頭髪や服装を選ぶ自由は、憲法で保障される基本的人権だとして、人権侵害の校則は見直すよう要求しました。萩生田氏は、「人権、人格を否定する校則は望ましくない」と答弁しました。


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