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2021年3月18日(木)

ヒバクシャ国際署名 受賞

マクブライド賞 条約に貢献

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(写真)IPBのマクブライド賞(左上)を受け取る田中代表(右上から2番目)=17日

 ヒバクシャ国際署名連絡会の解散にあたり、平和、軍縮および人権団体などに贈るショーン・マクブライド賞の授賞式が17日オンラインで行われ、国際平和ビューロー(IPB)のフィリップ・ジェニングズ共同会長が、「ヒバクシャ国際署名」に祝辞を送りました。

 主催者を代表し、リサ・クラーク共同会長があいさつし、「ショーン・マクブライド氏とIPBが求めてきた核廃絶が現実のものとなりつつある。これは、被爆者がつらい体験を何度も語ってくれたおかげです」と語りました。

 フィリップ氏は署名運動が核兵器禁止条約の発効を促したと述べ「この運動の教訓は、変化を起こすことができたということだ」と指摘し、「抵抗はあるが、たたかい続けよう」と呼びかけました。

 ヒバクシャ国際署名連絡会代表で日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員は、13歳のとき長崎で被爆した体験と核兵器廃絶運動、被爆者運動の歴史を語りました。そのうえで、ヒバクシャ国際署名連絡会が2016年から署名を開始し最終的に国連に1370万2345人の署名を国連に提出したことを報告。「禁止条約は発効したが、核保有国と同盟国の核政策をかえさせなければならない」と決意を語りました。

 受賞にあたりカナダ在住の被爆者サーロー節子さんがお祝いメッセージを寄せ、核保有国とその同盟国の政策を転換させるための連帯を呼びかけました。


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