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2021年3月2日(火)

資源分野研究支援を

山添議員が参考人に質問

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(写真)山添拓参院議員

 日本共産党の山添拓議員は2月24日の参院資源エネルギー調査会で、「資源エネルギーの安定供給等(資源開発の新たな可能性)」をテーマに参考人質疑を行い、東京大学の山冨二郎名誉教授、早稲田大学の所千晴教授、東京大学の岡部徹副学長・生産技術研究所所長に意見を聞きました。

 山添氏は、基礎研究や大学での研究分野への支援のあり方を質問。山冨氏は「はやり廃りにかかわらず、百年の計を持ち、資源や関連分野の研究の柱を守りながら前に進む必要がある」と述べ、研究資金の配分が苦しい現状を指摘。岡部氏も、30年前は人気のない分野だったものが「いまでは未来材料、チタン、レアメタルという非常に重要な分野になりつつある」として、「(人材育成でも)背中を押してもらいたい」と語りました。

 山添氏は、リチウム電池に使われるコバルトについて、「採掘が水質や農作物の汚染をもたらし、鉱山労働者が1日1ドル程度の劣悪な環境で働き、7歳の子どもまで使われて、人権問題と批判されている」と指摘。所氏も「電気自動車を使う間はクリーンだが、造るときにどれぐらい環境負荷を出しているのか、ライフサイクル全体で評価しなければいけない」と述べました。


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